2008年11月13日木曜日

富士山が見える季節。

埋立地ではありますが、オットも義母も
東京の東のはずれのこの街に
引っ越してきたのには
環境がいい、空気がいい、ひろびろとしてる、
というお気に入りの理由もあり。

この季節は何が嬉しいというと
朝の時間は天気により川沿いに富士山が見えること。

3,4年前に大きな橋ができてから
見えにくくはなったものの、
まだまだいける。

でツーキニストの日はばっちりなんです。
今日は初めて富士山が見えた。
やっぱり日本人、うれしいですね。

2008年11月9日日曜日

「龍馬を超えた男 小松帯刀」



「龍馬を超えた男 小松帯刀」  原口 泉



歴史物って恥ずかしながらほとんど読まない。
歴史は嫌いじゃないんですが、
積極的に読んでいないなあ。



その昔日本史受験だった私ですが
苦労した覚えがあるのが幕末~明治にかけての
政局の流れと登場人物の多さ。



受験の日本史は全く暗記の世界でしたが
力関係や主義主張がわからないと
まったく頭に入らないのは
考えてみれば昔から。



他の時代は勝者と敗者がはっきりしており
はっきりいって分かりやすいわけですよね、
でも幕末から明治って
誰が正とか悪ってなくて、
登場人物が重なり合い、
局面で風向きがダイナミックに変わったりする
時代であり、
これが一高校生的にはわかりずらかったんだろうな。

今でも江戸幕府が賊軍として
突然官軍の錦の御旗に
責められる構図は何でやねん!て感じだしー。

前置きは長くなりましたが
そんな懐古的な考えだけでなく
単に今大河ドラマ「篤姫」の熱心な視聴者だから
ということなんです。

小松帯刀という
聞いたことあるかもくらいの人物が
実は明治維新の立役者だった、という話。

これ、別に大げさな脚色でもなく
史実を忠実になぞることにより
よくわかることのようで。

本の中では坂本竜馬と生年は同じ
そして没年も近く
また、ただならぬ親交があったということから
対比させて話を進めています。



本でも述べられていますが
志半ばで病没する帯刀にかわり
同じ薩摩藩の
西郷隆盛・大久保利通がその責を引き継ぐわけですが
彼が生きていたら
また明治維新も変わったものになっていたかも
しれません。



今まで政治と軍の中心に据えていた人を
新体制下でどうする、っていうことになった時、
議論は百出だろうな、
と思いを巡らせたりします。